社会性を身につけるためにできることとは
2022/03/01
「子どもに社会性を身につけてほしい」「どのようなことをすれば社会性が身に付くのだろう」と悩んでいませんか。
今回の記事では、子どもが社会性を身につけるために周りの大人ができることをご紹介します。
療育
社会性を身につけるために「療育」という選択があります。
療育は「発達支援」とも呼ばれており、日常生活や社会生活を円滑に過ごせるようにする目的で行われるのです。
お子さん1人1人の特性に合わせて働きかけ、困っていることや苦手なことを減らし、得意なことを増やしていきます。
療育を受けられる場所
療育は、児童精神科・学校・児童発達支援施設・就労施設などで受けられます。
また、社会性を身につける療育として以下のものが代表的です。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)
日常生活で起こりうる場面を想定して、どのような対応があるのかを学びます。
自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを聞いたりするトレーニングをしますよ。
ゲームやロールプレイをしながら、対人関係のスキルをつけていきます。
日常生活で取り入れられるSST
あいさつ
あいさつが苦手な子どももいます。
お手本となるように、大人が積極的にあいさつをする姿を見せましょう。
自分の気持ちを言う・相手の気持ちを理解する
選択肢の中から自分で選ぶ経験や、相手の話を聞いてプレイするゲームをしてみましょう。
順番を守る
1番がいいなど、自分の気持ちを押し通したい理由から譲ることが苦手な子どもがいます。
大人が順番を守ったり、1番でなくても大丈夫だという経験を通して理解していきますよ。
子どもへの接し方
子どもへの接し方で大切なのは、以下のことです。
・褒める・頭ごなしに叱らない
・脅さない
・肯定的な言い方にする
・前向きな言葉をかける
まとめ
社会性を身につけるためには、療育のSSTという選択があります。
日常生活でも取り入れられるSSTがあるので、少し意識してみてはいかがでしょうか。
一般社団法人なの花では、保育士や看護師・管理栄養士といった専門職員がサポートをしております。
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